
cat-1031Waist High Overalls & The straps(ファッションショーに挑むバンタン在校生)
入学して半年でファッションショーをするという前代未聞のことに挑戦してみたかった。
LAST UP DATE 08/04, 2010
バンタンのファッションデザイナー専攻に入学して3ヶ月の在校生がファッションショーを企画しているという情報を入手。企画しているショーの内容から、学生生活の楽しみや不安等を交えて、今の彼らから等身大の本音を聞いた。バンタン在校生3名のファッションショー開催までを追う連載インタビュー第1回。


- ■山中 淳司(写真:右 / 文中Y):ファッション学部ファッションデザイン専攻
ものを作る上でのルーツはナンバーナインの宮下貴裕氏のデザイン、その他アートや音楽。今回のファッションショーでは主にアイディアやデザインの大本を担う。
■長谷川 祐介(写真:中 / 文中H):ファッション学部ファッションデザイン専攻
学生の頃にナンバーナインに大きく影響を受け、ファッションの道を志す。山中同様、音楽とファッションは切り離せないと考え、今回のファッションショーのテーマ“ジョンレノン”に繋がる。ファッションショーではパターン&ソーイングを担う。
■福田 恵介(写真:左 / 文中F):ファッション学部ファッションデザイン専攻
上京しナンバーナインに刺激を受け、ファッションを志す。学生の頃にバンドをやっていた経験もあり、他2人と共通点を多く持つ。ファッションショーではメインパタンナーとしての役割を担う。
―ファッションショーに関して話を聞かせてください。まず、ショーで表現するテーマは何ですか?
Y:今回のファッションショーのテーマはジョンレノンなんです。はじめは少し違うテーマだったんですけど、みんなで話し合って根本の表現したい「反戦」とか、「フラストレーション」とかは変えずにそれらを表現する際に1人アイコンを立てました。後はアイコンと表現したいものをテーマにトレンドをミックスさせるというのと、世の中の流れともリンクさせたいと思ったのでちょうど東京ファッションウィークの時期なので、2011S/Sのショーにしようと決めました。
―ちなみに来年のS/Sはどんなものがトレンドになると予測しているんですか?
Y:色でいうと白のアイテムですね。
H:あとはダークネイビーも流行ると思います。
F:なので今回のファッションショーのアイテムも白とかネイビーのアイテムを多く作っていますね。
反戦からの白アイテムというのもハマると思って。
―3人がファッションショーをするまで仲良くなったきっかけは何ですか?
H:バンタンの入学式ではこの3人は席がバラバラで、僕は山中のことが何だか怖かったんですよね。
でも、授業始め1日目に席に着いたら、なんと隣の席だったんです。それで、怖がっていてもしょうがないし、「友だちを作りたい」って気持ちもあって、授業中にものを借りつつ、努力して話かけたんです!(笑)
Y:福田も席が近かったので、その流れで3人で話してましたね。それから長谷川とフセイン・チャラヤン展という展覧会を見にいったんです。
見終わって僕らがショックを受けてしまって...「ファッションってこうなの!?」って疑問に感じてしまったんです。つまりはその展覧会に反発してしまったんですよね。
今思うとファッションに対する考え方って色々あるのでその1つなんだと思えるんですけどやっぱり僕らの中でファッションは"リアルクローズ"で身近なものなんですよね。
H:その後、よく行くSHOPに行って「やっぱり服ってこうだよね」って話してました。
F:それが今回、ファッションショー開催に至るきっかけでもありますね。
卒業する3月にファッションショーを授業でするって決まっていたんですけど、与えられてするよりも自分たちで先に動きたいなと思ったんですよね。
―まだ入学して3ヶ月だから、上下の全アイテムの作り方は授業で習ってないですよね?
H:そうなんです。でも入学式のときに先生に「バンタンをいい意味で思いっきり利用してください」って言われたんです。なので、授業で習っている先生だけじじゃなく他の先生にもパターンやテキスタイルに関して聞いたりしています。
F:でも完全にジャケットは授業で習う前に作ることになりますね。
―アイテムはどれくらい作る予定ですか?
H:9月半ばまでに12型を作り上げる予定です。
トップスはTシャツ、シャツ、ジャケットの3パターンで、Tシャツのグラフィックも自分たちでオリジナルで作ります。山中がグラフィック系の仕事をやっているので。
―チーム名"Waist High Overalls & The straps"に込められている意味は?
Y:未熟なものとかっこいいと感じているものを繋いだんです。
あとは完全に好みになってしまうのですが、チーム名は長い方がかっこいいと思ったんです。
H:僕もチーム名は長い方がかっこいいというのに同感です。
F:僕もです。何か意見が割れたりあんまりしないんですよね。かっこいいと思うものが似ていたり、それこそパンツ1つでもかっこいいと思うラインが一緒なんです。なので、縫い上がったサンプルを試着したりする際にも何も言わなくてもそれぞれが目指す出来上がりのラインが同じなんです。
―それってすごいことですね。価値観が同じ3名が集まったってことなんですね。
ショーの準備をしていて楽しいことと大変なところはどんなところですか?
Y:ほとんど楽しいことばかりです。
H:でも時間があまり無いのは心配ですね。初めてのことに挑戦しているので、1着つくるのもまだ時間がかかるんです。ミシンで間違って縫ってしまって解いてやり直すこともあります。
Y:でも、ショーの当日も大歓声を浴びたいとは思っていないんです。どこまでできるかはわからないんですが、まずは試行錯誤しながら自分たちができる範囲内で精一杯の表現をして、何より前代未聞のことに挑戦したいという気持ちのほうが大きいですね。
F:あんまり意気込んでいないんです。僕たちのリアルクローズを見せたいですね。
―ポジティブな考え方ですね。アイテムは授業もあると思うけどいつ作っているの?
Y:基本は授業が終わった後に学校に残って作っています。
課題は授業内の時間で終わらせて、ほぼショーの準備に費やしていますね。
F:大変だけど楽しいんですよ。
H:時間の使い方のバランスがうまくなったような気がします。
―ショーへの意気込みを教えてください。
Y:今回はインスタレーション形式でやれればと思ってるんで、服を近くで見て着て触って欲しいですね。細かい部分とかも是非見て欲しいです。
H:見せ方とか音楽もショーの1つだと思っているんでその辺も楽しんでもらいたいです。
F:宝探しをする感覚で気軽な感じで見て欲しいですね。
―最後にファッションショーが終わったあとの展望は?
Y:次の3月のファッションショーに向けて動きだします。
H:3月はインスタレーションでなく生のモデルに着せてやってみたいですね。
F:同じ学生たちにも刺激を与えたい!

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[関連情報]
■クリエイティブ業界研究 ファッションデザイナーの仕事紹介
http://scape.vantan.com/jobstudy/gyoukai/fashion-designer.php
■クリエイティブ業界研究 パタンナーの仕事紹介
http://scape.vantan.com/jobstudy/gyoukai/patterner.php
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