

Kotsu-Kotsu スタイリスト片山優子
POSTED 08/17, 2010
いよいよ、8月からスタートしたバンタン講師の皆様による連載企画!
この連載では、バンタンで教えて下さっている講師の皆様による読者のためのスペシャル連載です。
それぞれのプロフェッショナルな業界の入り口から、バンタン生じゃないと聞けないリアルの体験談までこのVANTAN SCAPEでしか読めないスペシャルコンテンツ。Issue of STYLISTと題して、スタイリスト業界について「スタイリスト片山優子/(kotsu-kotsu)」先生に連載頂きます。
初回は、まずはスタイリスト片山先生が如何にしてスタイリストになったのか?そして、スタイリストの仕事の醍醐味は何か?など、これから、スタイリストを目指す方は参考になること必至!
■PROFILE 片山優子
幼少の頃からファッションに関して人並み以上の興味を持ち、ファッションに関連ある仕事を持ちたいと考え、マネージメントオフィス『クラージュ』を設立、広告制作におけるモデル選定、キャスティングや、スタイリング、プロデュースなど多方面で活躍。 人をきれいに、センス良くする的確なアドバイスが得意。2009年よりvantan卒業生や在校生とアクセサリーブランド「kotsu-kotsu」を立ち上げVantan Tokyo Paris 展示会参加。幅広く製作とプロデュースを手掛ける。
courage-オフィシャルサイト
>>http://www.courage-jp.com/
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Vol.1 Thema
スタイリスト片山優子/(kotsu-kotsu)について

スタイリストという仕事との出会い。
スタイリストとは、自己表現するアーティストとは違います。
と言い切るのは難しいのですが、バンタン生の皆さんに私はいつもそう言い続けています。
スタイリストという職種はクライアントになり代わり表現する仕事。
だから私は、自己表現でなく発注側、つまりクライアントが「何を」求めているかを追求しています。大げさに言えば、私はいつも「相手が何を考え、何を望んでいるか」を一年中考えているかも知れません。
私がスタイリストに成ったのは、30年ほど前。ファッションが好きで、人様の世話をするのが好きな女の子でした。
小さい頃からファッション雑誌(そのころはファッション雑誌としてananが創刊されました)を見ては、「スタイリスト」の文字に何か強烈な魅力を感じていた事を覚えています。
人間が好きで、色々な事に興味を持って、色々な場所に出かけていたので、スタイリストになろうと思ってからは意外とスムーズでした。
まず、最初の1年は大手企業内スタイリストとしてスタート。その後、広告スタジオにヘッドハンティングして頂いて、数年後にはフリーに。冷蔵庫の中に入れる冷凍食品の買出しから、ファッションビルのイメージビジュアル用コスチュームまで、今で言うスタイリングのテリトリーは食品からインテリア、ファッションまで何でもこなしてしまう時代でした。
スタイリストという仕事が、とにかく楽しかった。
現場ではAD(アートディレクター)やCD(クリエイティブディレクター)、カメラマン皆でビジュアル案を夜通し出し合い、皆で全体責任を感じながらの毎日。今思い返すとスタイリスト業界自体がまだ新しかったのと、今のように細かく職種が分かれていなかった事で色々な経験が積めたので、今の自分にとってはそれが良かったとも感じています。
仕事柄、受注が無ければ供給も出来ないわけで、自信が無い仕事依頼も、「発注側が、私に出来ると考えて下さっているから発注が来るんだ」とポジティブに捕らえて、自らイバラの道を何回も体験して、イバラの真っ只中の時は精神的にも苦しかったり、逃げ道を探したりもしました。
でも受けた仕事からは逃げられる訳も無く、悶え苦しみ答えを撮影日までに探して現場に臨まなければならないのです。
その現場で「有難う。想像以上のスタイリングです。」と言われる「とてつもない快感」があるので今でも続けているのでしょう。
スタイリストの仕事は「9の苦しみ」、「1の楽しさ」かも知れませんが、その「1」が例えようの無い快感なのです。
印象的な発注は、ファッションビルのクリアランスのポスターとCFの仕事で「シュール」で「イノセント」で「ノスタルジック」な衣装を集めるという内容でした。双子のアメリカ人の少女がモデルで、迷った末に白のピンタック入りのシャツワンピースにオーバースカートをプラスして、シューズはコンビのフラットを白のトーン違いに塗り替えスタイリングしました。クライアントがとても喜んでくれた事がとても嬉しかったですね。
今思えば、小さい頃からの経験のすべてが今の自分を構成している事を実感します。
苦しみ悩んだ数と成長する事は正比例と信じています。
先の光の見えないトンネルに入るといつ出れるか分からなく不安になりますが前に進む行為さえすれば、必ず光は見えると思っています。これは、自分自身の経験からの確信です。
[関連情報]
■クリエイティブ業界研究 スタイリストの仕事紹介
http://scape.vantan.com/jobstudy/gyoukai/stylist.php
Teacher's Voice 11/08, 2010
「kotsu-kotsu が教えてくれたこと」 スタイリスト片山優子/(kotsu-kotsu)
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Teacher's Voice 09/06, 2010
「自己分析と形容詞」 スタイリスト片山優子/(kotsu-kotsu)
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